熱中症対策セミナー ポイント解説

2022.05.25

先日、弊社で開催いたしましたのウェビナーのご紹介です。
「『Work Mate』を活用した熱中症対策 ~熱中症予兆検知機能で作業員の休憩・作業緩和を促す~」 のテーマで、
・仕事場における熱中症リスク
・熱中症予兆検知機能
・熱中症予兆検知機能の活用
について主にお話いたしました。

◇「Work Mate」は、医療機器ではなく、疾病の診断、治療、予防を目的としておりません。

仕事場における熱中症リスク

実際に総務省で発表された「熱中症による救急搬送状況」の中では、 2020年の熱中症による救急搬送64,869件のうち、約13%にあたる8,664件が仕事場で発生していたことが報告されております。
また、環境省「熱中症予防情報サイト 熱中症の基礎知識」によると、熱中症の起こる主な要因としては以下の三つが考えられます。

① 環境(気温や湿度が高い、急に暑くなった、締め切った屋内、風が弱いなど)
② からだ(高齢や基礎疾患、持病がある、低栄養状態、二日酔い、寝不足など)
③ 行動(激しい筋肉運動や慣れない動き、長時間の屋外作業、水分補給ができない状況による脱水症状など)

ユビテックが、特に着目したのが、上記の②からだ 、③行動です。
熱中症対策には、その日の個人個人の体調の変化を考慮し、対処法を考えることが大切です。
休憩や、水分補給を適切なタイミングでとることで熱中症対策ができるものと考えております。

熱中症予兆検知機能

上記のような要因から、熱中症の発生しやすさには個人差があり、同じ職場環境であっても、作業員一人一人のわずかな体調差を管理者が目視で判断することは難しいと言えます。
「Work Mate」の熱中症予兆検知機能は、熱中症対策として個人差に対応できる製品となります。

《熱中症予兆検知機能の3つのポイント》

早い段階で熱中症の予兆を検知
作業者のパルスの変化から熱中症の予兆を検知すると、「アラート」が作業者と管理者に発報されます。

②体調が回復した状態を検知
アラートののち、休憩を経てパルスが安定すると、「回復」目安の通知が作業者と管理者に発報されます。

個人個人に合わせた予兆を検知
AIによる学習結果を用いたロジックを使い、作業者のパルスを日々学習しているため、装着時間が長ければ長いほど、個人の特性を考慮した熱中症対策が可能になります。

熱中症予兆検知機能の活用

ユビテックは、2021年に熱中症予兆検知機能の提供をはじめました。2021年5月~10月の実績として、熱中症予兆検知機能を活用いただいた企業で、実際に計228件の「熱中症予兆アラート」が発報されました。

①その内86%の作業者が、発報後30分以内に、休憩・活動量緩和という行動をとっています。
②上記の①のうち89%が、行動変容後30分以内に回復状態になりました。


また、活用企業でのヒアリングの結果、熱中症の発症はなかったとのご報告を受けています。

「Work Mate」の熱中症対策についてご興味をお持ちいただいた方は 、個別にご相談を受け付けております。
詳しくは、お問い合わせください。

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