製造業の安全対策 - キリンビール株式会社編

2021.08.31

今回は、安全見守りサービス「Work Mate」の活用事例をご紹介します。

キリングループでは、健康経営の実現の一環として従業員の安全・衛生の確保を最優先とした職場環境の整備に努めています。キリングループとユビテックは、2019年よりキリンビバレッジ滋賀工場にて、全従業員を対象に「Work Mate」の実証実験を実施してまいりました。この結果を踏まえ、キリンビール株式会社でも「Work Mate」の実証実験を実施しています。


■実施場所:キリンビール取手工場・横浜工場・神戸工場、キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所(※ 7月1日時点での実証実験対象場所であり、今後増える可能性がある )
■実施期間:2021年7月1日~10月31日


「Work Mate」が実証実験に選ばれた理由

従業員の安全・衛生の確保のためには「体調が悪くなる前に気づくことができる」「転倒・転落などの事故が発生したときにすぐに駆け付けられる」ことが理想です。
キリンビールの工場では、作業現場が屋内の複数エリアと屋外に分かれており、管理者が従業員を見守るためには、目視が難しく、IoTのツールを導入することが必要です。さらに、屋外作業等高温のなかでの作業が発生することから熱中症のリスクがあります。そこで、スマートウオッチで「体調の変化の検知」「熱中症予兆検知」「転倒の検知」「屋内外の位置測位」ができる「Work Mate」が実証実験に選ばれました。

「Work Mate」の活用方法

従業員と管理者がスマートウオッチを装着し、安全の見守りを行います。作業者に異常が発生した際には、スマートウオッチの振動と警告表示灯の点灯・音の通知により、管理者がすぐに気づくことができます。
メールやWeb上の管理画面にも表示することで見逃しが無いようにしています。

今後の取り組み

「Work Mate」が、キリンビール株式会社の作業環境に適したサービスであるかどうか検証をすすめてまいります。
ユビテックは、キリングループならびに製造業に携わる従業員の安全・健康状態の課題解決に貢献していくことができればと考えています。

品質分析作業の様子

設備点検作業の様子

設備オペレーションの様子

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